JPOまでの道のり⑧派遣前研修

派遣の年の正月に4日間の事前研修がありました。集まったJPO合格者は50名ほど。その後の資料によると、300〜350名ほどの応募があったようです。JPO準備中はわりと孤独に動いていたので、同じような志をもったメンバーと会えたことは嬉しかったです。そして、4日後には解散し、それぞれの配属先へ。青年海外協力隊の事前研修を少し思い出しました。

研修の内容は、国連での生き残り方や、正規ポジションの獲得の仕方や準備、仕事への姿勢でした。国連職員や元JPOの方を招いての研修だったので、すごく実践的です。ただ、研修内容よりも、他のJPO同期が、どんな想いでJPOに応募し、今どんな気持ちなのかを聞くほうが面白かったです。みんなの強い気持ちを聞き、再度モチベーションが高まる4日間でした。

JPOまでの道のり⑦国連スタッフとの面接

外務省面接から2ヶ月後、なんと合格通知。そして、ニューヨークのポジションに推薦するという内容。ニューヨークで仕事?と、これまで想像もしたことがなかった自体に驚きました。ただ、ここで不明瞭だと感じたのが「推薦」という文言。合格なのか、まだ選考が続くのかが明確ではなかったので、当時の職場に退職は伝えられず、微妙な立ち位置だったのを覚えています。

そこからさらに2ヶ月後、配属ポストの連絡がありました。2つ候補があり、選んでほしいとのこと。こちらに選ぶ権利があることに驚きましたが、興味のある方を選択しました。

それから2週間後、配属先の上司となる方から3日後にSkype面接を実施したい連絡がありました。なんと時間は朝6時(ニューヨークは夕方4時)。時差の関係上仕方のないことですが、ちょっと戸惑いました。

面接まで時間がなかったので、早速これまでの面接準備の振り返り。面接対策シートを必死で読み返しました。面接前日は夕飯を食べすぐ就寝、深夜3時頃に起き、一応スーツを着て、直前の準備を開始しました。面接方式はコンピテンシー面接。こんな内容でした。
1.チームをリードして成功した経験
2.2つの仕事と締め切りの衝突した経験とどのように行動したか
3.ITという分野で難しいことをどのように伝えるか
こちらからの質問で、配属までにどんなことを準備したら良いか聞いたところ、ニューヨークはエキサイティングだから予習しておくようにと回答がありました。合格なのか全く不明でしたが、ほぼ決まっていたようです。

それから約10日後に外務省を通じて合格通知をいただきました。長い長い、先の見えない準備がやっと終わったと思い、すごくホッとしたのを覚えています。あとは、円満退職と有休消化をどのように使うかばかり考えていました。

JPOまでの道のり⑥外務省との面接

応募書類を提出し1ヶ月ほどで合格の連絡がありました。驚き、そして嬉しかったです。準備の成果を感じたので、合格への気持ちが高まってきました。書類選考の次に待ち構えるのは筆記試験と面接です。

筆記試験は、英文記事を数百文字に書き換える要約問題とエッセイだと想定してましたが、結局はエッセイのみでした。どうやら、その年によって筆記試験の内容を変えているようです。要約問題はYPP試験でも出題され、ある程度準備はしていたので、同様に練習はしていきました。エッセイ対策は特にしていませんが、TOEFLのWriting対策が役に立ったと思います。

面接対策は時間をかけました。国連が実施する採用面接はコンピテンシー面接を採用していると聞いていましたが、外務省での面接は一般的な面接と聞いていたので、面接対策本やオンラインの面接対策コースで準備をしました。過去の転職活動時の質問票を掘り起こし、外務省との面接で聞かれそうな質問を羅列し、回答のキーワードを作っていきました。

そして当日。筆記試験と面接が2日間に分けて実施されました。1日で終わった方もいたそうです。筆記試験は、外務省が用意したパソコンを使用したエッセイです。3つのテーマから1つ選択し、300ワード以内で書きます。3問中2問は少し専門的な内容、1問は志望動機に近い内容となっており、書きやすい志望動機を選択しました。大学院やTOEFL/IELTS対策で身につけた英文エッセイのフォーマットに従い、イントロ、本文、結論で書き上げました。結果、その後の面接でよく書けていたと褒めていただきました。

2日目は面接です。外務省の方と元国連職員2名。前半が日本語で後半が英語でした。質問内容は一般的な就職面接と同様だったと思います。面接をしていく中で、履歴書や志望動機に関してアドバイスもいただきました。特に履歴書に関してです。専門分野を絞り込みすぎなので、経験が短い分野も取り入れ、幅広いスキルや経験をアピールした方が良いとアドバイスをいただきました。約1時間、頭フル回転で回答したので、ぐったりして帰ったのを覚えています。

JPOまでの道のり⑤JPO応募準備

JPOもYPPと同様に年齢制限があり、応募のチャンスはあと数回となっていました。YPP準備で国連への気持ちを取り戻し、さらにJPOの機会を逃すと国連に入るチャンスは限りなく低くなるので、応募を決意することにしました。

一次選考は書類審査。指定の様式で日本語と英語の履歴書、日本語で志望動機のようなものを提出し審査されます。指定といっても、通常の形式の履歴書と大きな違いはありません。わりと転職は多く、履歴書は頻繁に更新していたので、作成自体はスムーズでした。添削サービスも依頼し、文法や表現を見てもらいました。

一番時間をかけたのは、志望動機かもしれません。なるべく熱意を込め、それに加えて、国連にどのように貢献できるかを何度も書き直しました。この添削は身近な人にお願いし、流れやメッセージ性を見てもらいました。

JPOまでの道のり④YPP不合格

JPO応募前に、年齢制限ギリギリでYPPにも挑戦しましたが、結果は不合格でした。応募当時は、コンサルティングファームの仕事が面白かったので、そこまで強い気持ちはありませんでしたが、この応募準備を通じて国連への想いがよみがえりました。

・書類準備
国連が指定する応募フォームに入力する必要があります。効果的な書き方はインターネット上にたくさんあるので、そちらを参考にして書き上げ、英語添削サービスと国連応募に特化した添削サービスにお願いしました。

・書類通過
書類選考は通過しました。喜びはしましたが、おそらく各国で一定人数は通過できるシステムになっていたはずです。とは言え、筆記試験のチャンスをつかんだので、準備、準備。

・筆記試験準備
試験内容は毎回変更が入るそうですが、大きく分けると英文要約問題と専門知識。英文要約問題は新聞やジャーナルから抜粋された記事を、決められた文字数で要約する問題。専門知識は応募する職種によって異なり、事前に試験範囲の書籍を提示されます。筆記試験準備も、有料の対策コースを使いました。YPP試験に特化している対策サービスがあり、過去問やテキストを提供してくれます。

・試験当日
世界で同時間に開始するので、変な時間に始まりました。たしか、夕方の5時ぐらいから、なんと4時間。青山にある国連大学の講堂で実施しました。水とスナックは持ち込みOKだったので、チョコバーみないなもの持ち込みました。試験用紙が配布され一斉に開始。要約問題が終わった頃に頭がパンクしそうだったので、バーを食べて後半戦。ITに関する幅広い知識を問う問題だったので、専門外のところは想像で回答しました。試験終了後にはくたくたになり、たぶん不合格であることを実感していたので、とぼとぼ帰った記憶があります。

・結果発表
不合格の通知がきました。試験当日から半年以上経っていたので、あまりショックは受けず、当然のように受け取りました。ただ、前述したように、YPP準備を通じて国連への気持ちが高まり、JPO応募の準備を開始しました。YPPは競争率が高いので受かる可能性は低く、準備は大変でしたが、応募してよかったと思ってます。

プロフィール

ジェフ

Author:ジェフ
<仕事>
2018- 国連事務局(JPO)
国連事務局のOffice of Information and Communication Technology(OICT)に勤務しています。
2014- コンサルファーム
2013- イギリス大学院留学
2013- 国連インターン
2011- 青年海外協力隊@ケニア
2006- IT企業

<趣味>
・ブラジル音楽
・整理整頓

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